第3回 松方橋からの眺め

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文・東川隆太郎  スケッチ・浜地克徳

松方橋からの眺め

ジャズの好きな友人が、この橋の近くで自転車を盗まれたことがあった。松方橋からの眺めはそのこととは無関係だけど、夕暮れ時に淡い赤が甲突川から連続する景色のすべてをゆるやかに支配する姿に出会うと、どこか危険な香りがしないわけでもない。いつものように人々は対岸へと向かう。その流れは世界の動きとつながっている。

松方橋からの眺め