第20回 鹿児島工高のエントツ

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文・東川隆太郎  スケッチ・浜地克徳

鹿児島工高のエントツ

鹿児島は煙突の少ない街だ。少なくなったといえなくもないが、私の記憶する時代において煙突は風景の中にいつも不在だった。理由は簡単。まずボイラーを使用するような工場が少ない。また風呂屋も温泉が多いためお湯を沸かす役割が弱い。煙突なくても素敵な街だけどね。それに煉瓦建築も見当たらない。建物に適した石がたくさん産出するからだ。そんな理由で風景に不在な煉瓦煙突だけれども、ここでは健在。煙突の下で学生たちが学ぶ。みんなに見上げられながら鹿児島の空にこれからもあり続けてほしい。

鹿児島工高のエントツ