神殿川のホタル [リージョン24号] 春鹿秋冬より

こんにちは。
毎回、鹿児島県内の豊かな四季を見開き2ページで紹介している「春鹿秋冬」コーナー。
「この写真について詳しく知りたい」という読者の方々のご要望にお応えしまして、今回はリージョン24号「神殿川のホタル」についてご紹介します。

薄暗い空の下、川のほとりを無数に飛び回る黄緑色の光。とても幻想的な風景です。
神殿川は南九州市川辺町を流れている川で、今回の撮影スポットは川辺町神殿にある神殿小学校のすぐそばです。
近くには清水磨崖仏や道の駅川辺があります。
毎年5月には神殿小学校で「ホタルの夕べコンサート」が行われ、太鼓や管弦楽などの演奏が行われるそうです。
撮影は6月の初めに行われました。
ホタル観賞のピークは5月下旬らしいのですが、この日もたくさんのホタルが飛んでいたそうです。
ただ、周りが暗くなるまではホタルも現れないようで、写真を撮れるまでに結構時間がかか
ったとのこと。
良い写真を撮るためには、ひたすら待つことも大事なんですね。
日本でホタルといえば「ゲンジボタル」が有名ですが、このゲンジボタル、成虫だけでなく卵、幼虫、そして蛹(さなぎ)まで光るのだそうです。
成虫になったホタルは幼虫の頃にたくわえた養分だけで生きていくのですが、その期間は1週間から長くても20日程度。
その短い間に子孫を残すため、オスとメスがそれぞれ発光することでパートナーを見つけ、産卵します。
あの幻想的な光は求愛の合図だったんですね。
またホタルを見られるのは来年になってしまいますが、このような幻想的な風景をいつまでも楽しめるように、自然は大切に守っていきたいものです。(岡)