かごしまお菓子コンクールが開催されました

こんにちは。
先日こちらのブログでご紹介しました、かごしまの新特産品コンクールの取材に引き続き、今回はかごしまお菓子コンクールを取材させていただきました。
食欲の秋だけあって「おいしい」取材が続きます。

 

 このコンクールは九州新幹線を利用する観光客をターゲットにしたお菓子の開発と、鹿児島県産の農作物の振興を目指して、今回初めて開催されました。鹿児島市内のホテルで11月7日に行われ、46社と個人4名が合計82点の商品を出品しました。応募条件としては未発表か、もしくは九州新幹線全線開業の年である平成23年1月1日以降に販売を始めたオリジナルの作品。また、でんぷん用サツマイモの新品種・「こなみずき」の商品開発促進のために、お菓子に使用する場合にはこの粉が無料で3kg提供されました。

 

 審査は流通関係者、学識経験者などから選任された14名の審査員が各ブースを回り、出品者の話を聞き、商品を味わいながら審査が行われました。審査基準は、創意工夫・技術力・ビジュアル・市場性の4点。地域の特性を生かして、観光客に売れる見込みのある商品かをチェックしていました。その後一般公開で多くの来場者でにぎわったのち、表彰式が行われました。

 

 

それでは審査結果を発表いたします!

 

<鹿児島県知事賞>
ポンダリンモン・シェリー松下

モン・シェリー松下の本社がある、いちき串木野市大里名産のポンカンを使ったお菓子。収穫してすぐに自家製のシロップにじっくり漬け込んだ後、余分な水分を飛ばすためにオーブンで焼きます。その上から、ポンカンと相性がいいスイートチョコをかけています。
チョコのまろやかな甘みとポンカンが本来持つ果物の甘さが口の中で溶け合って、大変美味でした。

 「ポンカンのおいしさを損なわないように、酸味や苦みを抑えるのに苦労しました。幅広い世代の方が食べやすい味に仕上がったのではないかと思います。」
(モン・シェリー松下  市来ガトー工房主任:箱川香織さん)

 

 

 

<鹿児島県菓子工業組合理事長賞>
赤いチョコレート有限会社クラランス
いちき串木野産のミニトマトをドライフルーツにし、フランス産のチョコレートをかけてココアをまぶしています。

 

<お土産大賞>
☆鹿児島グルっとスイーツの旅(城山観光ホテル)
こなみずきの粉を練り込んだ一口サイズのスポンジ生地に、鰹節や鹿屋のバラでできたクリームなど鹿児島県の特産品をそれぞれのせています。

 

 

鹿児島の素材活用大賞
「森のごちそう」屋久島産3種の果汁ゼリー(宮之浦加工グループ
屋久島産のタンカン・ポンカン・パッションの3種の果汁をぜいたくに使用したゼリー。

 

<ふるさと大賞>
さくらさくら明石屋菓子店
新幹線さくらにちなんだ和菓子。桜の餡を求肥で包み、桜の花の塩漬けをのせています。

 

10粒 しょうが飴(セイカ食品株式会社)
薩摩川内の特産品であるショウガの風味を生かしたピリッと辛いソフトな飴。

 

 

<いいね!大賞>
☆あきこクッキー「鹿児島」(路地バー のら)
鹿児島県内の食材をふんだんに使用したクッキー。桜島産の椿油や焼酎「名山堀」の風味がいいアクセントになっています。

 

入賞した商品は鹿児島県菓子工業組合HPで紹介されるほか、県内外の物産展やイベントなどで展示・販売される予定です。

 

 

 

ほかに試食した商品の中でおいしかったのは、国分中央高校の学生と有限会社九面屋が協同で開発した「霧島ちゃろ~る」です。霧島産のお茶と卵が練り込まれたスポンジに黒餡とお茶のクリームが巻かれていて、和菓子のようなロールケーキ。授業の一環として高校生がパッケージを考えたり、味を決めたりしたそうです。若い世代が鹿児島県産の食材を見つめ直す、いい機会になっていると感じました。

 

今回のコンクールでは、このように企業や菓子店以外にも、県内のさまざまな高校や大学がお菓子の開発に取り組んでいたのが印象的でした。各ブースに学生が立ち、審査員や一般客に試食をすすめたり、商品の説明を一生懸命行ったりしている姿にこちらも元気をもらい、応援したくなる気持ちになりました。企業や菓子店、個人、学生といったお菓子作りにかかわる方々が、これからも力を合わせ切磋琢磨しながら、鹿児島の魅力ある食材でおいしいお菓子をどんどん作っていってほしいと思いました。(森)