こんにちは。
リージョン21号から始まった、鹿児島の鉄道の「今」を紹介する「カゴテツなう!」。
その写真撮影と文章を手がけたキヨスカさんに「銀河鉄道999ラッピング列車」の撮影時などの話を聞いてみました。
(キヨスカさんは鉄道写真集『線路は続くよ何処までも―。』の著者でもあります。)
「カゴテツなう!」第1回は「『銀河鉄道999』で旅を楽しむ」。
薩摩川内市の海岸沿いを走る肥薩おれんじ鉄道の「銀河鉄道999ラッピング列車」を取り上げています
―「銀河鉄道999ラッピング列車」はどんな車両をベースにしているのですか?
キヨスカ「これは、主に団体貸切に使われている『さっぴぃふるさとくん』という車両を塗装しなおしたものです。肥薩おれんじ鉄道のホームページに、塗り替える前の車両が掲載されているので、見くらべてみると面白いですよ」
―どういうことを意識して撮影したのでしょうか?
キヨスカ「車体の鉄郎とメーテルを出来るだけ大きく見せたかったので、車両の先頭部分をカットしています。また、その後ろは『おれんじちゃん』という車両で、この2両が連なって走ることは珍しいので、一緒に撮影しました」
―今回の撮影場所はどこですか?
キヨスカ「撮影場所は薩摩大川駅と西方駅の間で、薩摩川内市と阿久根市の境界付近です。この線路と並行して『薩摩街道(出水筋)』という道路が通っていて、昔は参勤交代で使われた歴史ある道なんですよ」
当時の人々も、目の前に広がる東シナ海の雄大な景観を堪能していたのでしょうね
―「銀河鉄道999ラッピング列車」は特定の日だけ運行しているのでしょうか?
キヨスカ「初めの頃はビール列車などのイベントや団体貸切に使われていました。今では通常のダイヤに組み込まれて、主に川内―八代間で運行されています。たまに直通快速列車としてJR鹿児島中央駅や熊本駅にも来るんですよ。ただ、いつも走っているとはかぎらないので、乗る前に運行予定表でチェックしておくといいでしょうね」
「銀河鉄道999ラッピング列車」は2012年6月末まで運行される予定です。
風光明媚な沿線を走り抜ける「銀河鉄道999」でひとときの優雅な旅を楽しんでみては?
※10月上旬より「カゴテツなう!」がツイッターを始めました。鉄道に関する情報を
中心につぶやいていますので、よろしかったらフォローをお願いします
また、キヨスカさんのブログ「みなみの風82号」にも鉄道情報が満載ですので、
こちらもぜひご覧になってください