特集こぼれ話 −今は希少な砂糖屋さん−

こんにちは。
リージョン最新刊(19号)の特集「ロマンチック名山町」。
誌面では取り上げられませんでしたが、名山町には今では珍しい
砂糖屋さん」が、道を挟んで斜め向かいに2軒並んでいます。
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昔ながらの店構えで、シンプルなショーケースの中には、
何種類もの砂糖類が積まれています。よく見ると、ケースの
下で、「昆ちゃん」が微笑んでいます。昭和ですね〜。
 
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奄美大島産の黒砂糖です。思わず口にほおばりたくなりますね。

今では静かで平和なこの界隈も、かつては太平洋戦争での激しい空襲
によって、焼け野原となってしまった事がありました。
戦争は終わりましたが、住民たちは何もかも失ってしまいました。
しかし、とりあえず何かしないと食べていけません。
その手段として一番手っ取り早かったのが砂糖だったといいます。

かつては大島航路の船がすぐそこまで接岸し、砂糖屋だけで10軒
以上も並んでいました。しかし時代は変わり、同業者は次々に廃業し、
今では2軒が残るのみとなりました。
砂糖屋のご主人曰く、「ここまで長くやってこれたのはお客さまのおかげ。
そして名山堀の親しみやすい雰囲気も大きかった

名山町が昔から変わらぬ町並みを保ち続けていられるのも、この町に
住む人々が「人と人とのつながり」を大切にしてきた証なのでしょう。