「2011かごしまの新特産品コンクール」が開催されました

平成231014日(金)、鹿児島市のサンロイヤルホテルにて「2011かごしまの新特産品コンクール」が行われました。このコンクールは、多様化する消費者ニーズに応えた「売れる」商品づくりを促進するため、鹿児島県と鹿児島市、鹿児島県特産品協会でつくる実行委員会が主催し、今年で7回目の開催になります。 

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今回のコンクールには過去最高となる180社(食品部門110社、工芸品部門70社)が応募しました。審査会場では出品者たちが9時半からの開会式に間に合うように商品の搬入やセッティングなどを急ピッチで行っていました。食品部門では出品者が鍋に具材を入れたり、肉や魚を焼くなど、その場で調理する姿があちこちで見られ、会場内には食欲をそそるにおいが満ちていました。

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開会式の後、早速1次審査が始まりました。流通関係者、学識経験者などから選任された12名の審査員が、それぞれ出品者の説明を聞きながら商品をじっくり審査していきました。

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商品の審査基準は、地域特性・創意工夫・技術力・市場性の4つで、地域の素材をいかに上手に活用して、全国に売り込んでいけるかが重要なポイントになります。審査員の質問に出品者は熱心に答え、商品の良さをアピールしていました。

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出品された商品の中から、取材していて印象に残ったものを二つ紹介させていただきます。

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工芸品部門からは「夜光貝から作った印鑑」(夜光貝工房ブルーシェル)をご紹介します。出品者の梅山良仁さんが直径3㎝ほどの太い印鑑を見せてくださいました。「地元で取れる貝はとても固くて丈夫です。貝そのものはいっぱい取れますが、これくらいの大きさの印鑑が作れる貝20個に1個ぐらいしかありません。とても貴重ですよ」と梅山さん。貝のどの部分からこんなに太い印鑑ができるのかは「企業秘密」だそうです。手に持つとずっしりとした重みがあり、光の当たり具合で虹色に輝くさまは何とも魅力的でした。

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食品部門からは「せごどんの帽子」(お菓子のとも屋)をご紹介します。黄色い帽子のような形が印象的なかぼちゃズコットケーキで、出品者の塘(とも)幸彦さんは、「かぼちゃベースのケーキはボリュームが出にくいのですが、卵にこだわることでふんわりとした仕上がりになりました」と話されました。プリンのようになめらかな口当たりで、かぼちゃの風味が利いてとても美味。リピーターのお客様が多いというのも納得です。

1次審査が終了した後は、お昼休みをはさんで2次審査が行われました。これは審査員による非公開の審査となり、出品者は入室することができません。2次審査中は、かごしま産業支援センター主催の「webマーケティング成功のポイント」というセミナーがあり、出品者はインターネット通販のノウハウについて受講していました。

2次審査が終了すると、3時から一般公開が行われました。大勢の一般客が来場して会場は大いに賑わい、30分の公開時間はあっという間に終了しました。

そして、いよいよ審査結果発表。
栄えある鹿児島県知事賞は、食品部門が「桜島ぶり六彩膳」(山口水産)、工芸品部門が「和装用ブライダルブーケcodzuchi」(enmoyukariエンタープライズ)でした。


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「桜島ぶり六彩膳」は、照焼、幽庵漬、辛味噌漬、西京漬、芋焼酎粕漬、紫芋焼酎粕漬といった六つのおいしさを楽しめる漬け魚セットです。錦江湾で育った桜島ぶりは、「かごしまのさかな」ブランド認定の養殖ぶりです。6種類の漬けダレに桜島ぶりを漬け込み、1切れずつ袋に詰めて手軽に食べられるようにしてあります。見た目もカラフルで、食卓を明るく彩ってくれそうですね。

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「和装用ブライダルブーケcodzuchi」は大島紬を使用した商品です。娘の結婚に際して、母親が大切にしている大島紬の布地を小槌という形で再生し、花嫁となる娘に受け継ぐ、というストーリー性が評価されました。とても斬新なアイディアで、大島紬を使った新たな特産品として、今後広く注目されるのではないでしょうか。
他にも鹿児島市長賞や奨励賞など、合わせて22品が表彰されました。

入賞した賞品は、各種イベントや物産展等で紹介され、展示販売も行われるそうです。
今回惜しくも入賞を逃した商品も、ぜひ全国に向けてPRしてほしいものばかりでした。

今回のコンクールで、食品部門に関しては黒豚を使った商品が多く見受けられました。豚みそやチャーシューをはじめ、黒豚のつけあげやプルコギ、ドッグフードなどのオリジナリティあふれる商品も出品されていて、同じ黒豚を原料としながら、さまざまな個性あふれる商品が並んでいました。
工芸品部門では大島紬を使った商品が目立ちました。帯や財布、バッグなどのオーソドックスなものから、大島紬では珍しいブライダルブーケやヘッドドレスなどの商品も展示されていました。日頃あまり接する機会のない大島紬を間近で見ることで、その上品な柄や肌触りといった大島紬のよさをあらためて実感することができました。

九州新幹線が全線開業し、鹿児島への観光客が増加しています。鹿児島をさらに活気付けるためにも、新しい「鹿児島みやげ」として今回出品された特産品が、地域活性化の起爆剤になってほしいと強く思いました。(岡)

One Response

  1. Nice to read your blog